販促マンガならぬ販促小説です。
販促マンガよりもドラマパートを厚くでき、そのため読者の心を強く揺さぶれます。
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パターンA:メルマガなどにおすすめ
笑顔でオフィスに戻った天野(仮名)は、口のへの字に曲げてソファにどかっと腰掛けた。
意を決して脱サラし興した事業は順調だ。半年でみるみるうちに売上が増えていった。
本来なら濡れ手で泡の状態を喜びこそすれ悩むことなどありえない。しかし天野は大きなストレスを感じている。
経理を担う人材がいないのだ。
そもそも天野はひとりで会社を立ち上げた。今も一人社長で社員もいない。
これは天野の戦略だった。
自分ひとりでできる仕事量しか請け負えない代わりに、社員とその家族という負担を背負わずにすむ。
天野は慎重な男だった。万が一起業が失敗しても、自分ひとりくらいなんとかなる。だが社員がいるとなると話は別だ。社員の将来まで潰すのはさすがに躊躇われる。
この不況で連日どこかの会社が倒産している。大阪で名の知れた企業が倒産したニュースには鳥肌が立った。従業員は何百人規模だったように思う。つまり家族を含めた一千人近くが路頭に迷ったのだ。
あれだけ大きな会社でも潰れることはあるし、潰れる時は一瞬だ。自分が興した会社など風が吹けば飛ぶようなもの。そんな不安定なものに社員を巻き込みたくはない。だからこそ天野は売り上げが右肩上がりであっても社員を雇用しなかった。それは今後も変わらない。
しかし、と天野は思う。
さすがに経理は経験者をひとり雇うべきだろうか。
天野は経理面が苦手だった。膨らんだ取引先も売上も経理ソフトに入力していない。だから「売上が上がった」とは認識していても「どこでどのくらいの売上が立っているのか」も分からない。
正直、毎月の請求書発行業務すら面倒なのだ。
しかし、よくよく考えてみると雇用する方法すら分からない。仕方なく、天野は起業する際に世話になった商工会議所に相談した。すると意外な答えが返ってきたのだ。
「天野さんはできるだけ雇用したくないとお考えなのですよね?」
「そうですね」
「でしたら、もういっそのこと税理士にすべて丸投げしてはいかがですか?」
商工会議所によると、経理は直接雇用せずとも、派遣やオンライン経理といった形でも依頼ができるらしい。
ただし、派遣であろうがオンラインであろうが仕事を教える作業は必要になるし、成果物のチェックも自分でしなければならない。経理が苦手な天野にはストレスの元になるのでは、と言うのだ。
「その点、税理士なら資格持ちのプロですから、天野さんが目を皿のようにしてチェックする必要はありません。むしろ経理で分からないことがあればなんでも相談できます。それに」と商工会議所の担当者は続ける。
「毎年の申告書作成の作業は税理士に任せますよね。であれば、もういっそのこと全部丸投げでもよろしいのではないかと」
なるほど、と合点がいった。
餅は餅屋。苦手な分野はプロに任せるべきだ。上流から下流までのすべてを任せれば、途中で素人が手を出すよりもよほど正確だろう。
「ですが、料金は…」
売り上げが上がったとは言え、天野はまだ起業半年。支出はできるだけ抑えたかった。
「そうですね、申告書作成だけを依頼するより料金はかかるでしょうが、経理を雇い入れるよりも安くすむかもしれませんよ」
「ありがたい。ぜひ紹介してください」
こうして商工会議所経由で3人の税理士を紹介してもらった。
そのうち天野と年齢が近く、経営に関する話がしやすい税理士に依頼することにした。
「天野さんがより売り上げを上げられるよう、精一杯サポートしますね」と挨拶をする税理士と、晴れやかな笑顔で握手を交わした。
その後、天野は仰天することになる。
売上がさらにぐっと伸びたのだ。明らかに経理に費やす時間とストレスが減ったことが原因だった。
売上が伸びると、本来なら事務業務が増える。しかし経理のすべてを丸投げしている天野は、どれだけ売上が上がろうとも事務作業に時間を取られることはない。おかげでさらに売上増加は加速した。
こうして天野は安定した収入とやりがい、そして脱サラ前に夢見ていた会社社長という地位を手に入れた。
いま、天野は当時を思い出してこう思う。
あの時、経理を雇用していたらストレスばかりで仕事に集中できなかっただろう。私は経理をプロに任せた。その選択が明暗を分けたのだ。
天野は自分の行く道が見えた気がした。税理士の力を借りながら、光り輝く自分だけの道をこれからも突き進んでいく。
パターンA料金 | 4円/文字 文字数は要相談 *1500〜2500文字程度を推奨 |
パターンB:ウェブ上の読み物などにおすすめ

はあ〜困ったなあ。
売上は順調だけど事務作業が増えてままならないよ。
これまでひとりでやってきたけど、経理を雇い入れようか…
でもこの不況で大企業だって倒産する時代だし。
俺の会社なんて吹けば飛ぶようなものだから、社員はできるだけ雇いたくないんだよなあ…
起業の時にお世話になった商工会議所に相談してみよう。

そういうことでしたら、雇用しなくても、派遣やオンライン経理を依頼する道もありますよ。

派遣でもオンライン経理でも、仕事は教えなくちゃいけないでしょ?
それに、最終的にチェックするのは自分だし。で、ああしてこうしてって指示を出さなきゃいけないのも面倒で。

でしたら税理士に丸投げされてはいかがですか?
相手はプロですから詳細なチェックもいりませんし、指示も最低限で大丈夫です。
申告書作成も税理士に任せるなら経理を雇用するより手間も省けますよ。

その手があったか。
じゃあひとまず税理士を紹介してもらえますか?

分かりました。
それではマッチしそうな税理士を何人か紹介しますね。
〜〜〜半年後〜〜〜

よし!売上がさらに伸びたぞ!
苦手な経理業務を丸投げして良かった。
毎日ほとんどノーストレスで仕事ができるからサクサク進む!
脱サラ前に空想していた『社長』そのものだ!

お役に立てたようで何よりです。
ところで他にお困りごとはございませんか?

売上が上がるにつれて税額が膨れてしまって…
なんとかなりませんかね。

そうですね、今打てる手はすべて打っていますが…
そういえば来年はこういう事業展開になさるおつもりなのですよね。
それではここをこうすれば、この特例が使えて、このくらい節税できそうです。いかがですか?

なるほど!
ぜひそれでお願いします!

ではそのように手配しますね。
節税はこちらに任せて、どうぞ営業活動に専念なさってください。

ありがとうございます!
苦手な経理をしなくていいから営業に力が入るなあ!
来年の売上1.5倍も夢じゃないぞ!
パターンB料金 | 4円/文字 文字数は要相談 *700〜1500文字程度を推奨 画像挿入等の作業は別料金 |
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